古都でもある鎌倉は国内外問わず多くの観光客を魅了する人気の観光地です。
そんな鎌倉は実は都心に近く、品川駅からも電車一本で行けるアクセスの良さのため、日帰り旅行にはぴったりの行き先なのです。
しかし、短い時間でどこをどうめぐればいいのか、観光スポットやコース決めに迷ってしまう方も多いでしょう。
今回は、鎌倉への日帰り旅行におすすめの観光コースを紹介します。
ぜひ日帰り旅行のコース決めの参考にご覧ください。
鎌倉への日帰り旅行におすすめの観光コース
鎌倉は湘南の海に面している街なので、せっかくの日帰り旅行なら神社仏閣やグルメのほかにも、自然を贅沢に堪能したいという方も多いでしょう。
下記におすすめの人気スポットをモデルコースにして紹介していますので、ぜひ足を運んでみてください。
小町通りを楽しむ
まずは、JR鎌倉駅前から徒歩すぐにある小町通りを歩いてみましょう。
小町通りは、鎌倉駅前から鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)までまっすぐ伸びる約300m程度の商店街です。
おみやげ屋はもちろん、軽食やスイーツなどの店舗が200軒以上も軒を連ねているため、国内外問わず常に観光客でにぎわう人気スポットとなっています。
下記に鎌倉の小町通りの食べ歩きに欠かせない、テイクアウトグルメをまとめましたので、参考にしてみてください。
テイクアウトグルメ①はちみつソフト
創業70余年の「杉養蜂園」は、小町通りやその周辺に3店舗展開している人気のはちみつ屋です。
ここでは、はちみつのふんわりとした甘みと、ソフトクリームのコクのある味わいが口の中いっぱいに広がるはちみつソフトがいただけます。
はちみつソフトのやわらかく、マイルドなはちみつ味と濃厚でまろやかなアイスクリームのハーモニーを、ぜひ堪能してみてください。
テイクアウトグルメ②鎌倉フィナンシェ
メディアでもたびたび取りあげられている「鎌倉花水木」は、焼き菓子の鎌倉フィナンシェが人気のおみやげ屋です。
毎日店内で焼きあげられるフィナンシェは、表面はさっくり、中はしっとりとした舌触りでアーモンドとバターの風味が香ばしい一品です。
その場でいただくことも可能で、タイミングが合えば焼きたてに出会えることもあります。
プレーン味のほかにも、いちごやチョコなどさまざまな味のフィナンシェがそろっているので、おみやげに選んでみてください。
鶴岡八幡宮へ参拝をする
小町通りを抜けると、赤く大きな鳥居が印象的な鶴岡八幡宮にたどり着きます。
国の重要文化財にも指定されている鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府の初代将軍である源頼朝ゆかりの地でもある鎌倉の神社です。
源頼朝の祖先である、源頼義が京都の石清水八幡宮を勧奨し、その後鎌倉の由比ヶ浜辺にまつられた八幡神を源頼朝が現在の地にうつしたことがはじまりとされています。
以来、約800年余りも続く歴史の深い開運パワースポットとして知られているのです。
現在は日帰り旅行のお目当てとして、勝負運や仕事運、出世運のご利益をあやかりに来る方があとを絶ちません。
国指定重要文化財にも登録されている本宮(上宮)に続く、大石段と呼ばれる長い階段を登りきってから朱色の楼門を背に振り向くと、鎌倉市内や由比ヶ浜海岸を一望できます。
本宮に参拝の際はぜひ景色も見て風情を感じてみてください。
鎌倉大仏を鑑賞する
鎌倉駅まで戻ったら、江ノ電に乗って長谷駅に移動し、鎌倉大仏を鑑賞しに行ってみましょう。
鎌倉大仏のある高徳院(こうとくいん)というお寺は、長谷駅から徒歩8分程度でたどり着けます。
高徳院の本尊でもある鎌倉大仏は、国宝銅造阿弥陀如来坐像(こくほうどうぞうあみだにょらいざぞう)とも呼ばれ、鎌倉を代表する世界的に人気の観光スポットです。
源氏の武家政権と民衆の安寧を願ってつくられた金銅の鋳造仏で、つくられた当時の姿をほぼ保っているものの、1252年に鋳造が開始されたこと以外まだ詳しい情報はわかっていません。
仏像としては鎌倉で唯一の国宝にも指定されているので、史跡をめぐる鎌倉の日帰り旅行には欠かせない存在です。
高さは台座まで含めると13.35mもあり、青空の広がる晴れた日に見あげれば、巨大な大仏さまの神々しい姿を拝むことができるでしょう。
そしてこの大仏さまの背中側に回れば、大仏さまの中を拝観、参拝もできます。
拝観料は大人の中でも中学生以上が300円、小学生は150円です。
参拝券には大仏さまと一緒に鎌倉市の市章でもあるササリンドウがデザインされているので、日帰り旅行の記念に持ち帰りましょう。
長谷寺へ参拝をする
長谷寺(はせでら)は736年に開創された鎌倉のお寺で、正式名称は海光山慈照院長谷寺(かいこうざんじしょういんはせでら)です。
ここには高さ9.18mという日本最大級の大きさを誇る木造仏像の十一面観世音菩薩像(じゅういちめんかんぜおんぼさつぞう)が本尊としてまつられています。
また、四季折々の花が咲き乱れることから、別名「花の寺」として地元住民のみならず国内外の観光客からも親しまれています。
中でもあじさいはさまざまな種類が境内に植えられていて、実に40種類2,500株もあるといわれ、あじさいが群生しているあじさい路は人気の観光スポットです。
ほかにも、おみやげが購入できるショップや一息つけるカフェなどがあり、拝観目的だけでなく景観や食事を楽しむことができるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
七里ヶ浜のオーシャンビューを堪能する
長谷駅へ戻って江ノ電に乗り、七里ヶ浜駅で下車すると、ウインドサーフィンのオブジェと青々とした海が目に飛び込んできます。
ここは稲村ヶ崎と小動岬の間に広がっている海岸で、日本の渚百選にも選ばれた人気ビーチゆえに普段からサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ方でにぎわっています。
そのまままっすぐ砂浜へ降りていくと江ノ島と相模湾を見渡すことができ、運がよく晴れた日には富士山が見えるでしょう。
ゆっくり海風にあたって海を眺めるもよし、波打ち際を散歩するもよしのため、日帰り旅行の思い出にオーシャンビューを楽しんでみてください。
稲村ヶ崎公園で海や夕陽を眺める
最後に、江ノ電に乗って稲村ケ崎駅に向かいましょう。
日没は時期によって異なるため、夕陽が見られる時間の目安は下記を参考にしてみてください。
1月〜3月 → 16時半〜
4月〜6月 → 17時半〜
7月〜9月 → 18時〜
10月〜12月 → 16時半〜
稲村ケ崎駅を下車すると、国道134号線に出ます。
そこから小さな孤島に向かって5分程度歩くと、稲村ケ崎公園に到着します。
稲村ケ崎は1333年に新田義貞が鎌倉を攻めた際、海に太刀を投げ入れたところ潮が引き一気に攻め入ることができたという伝説が残る海岸でもあるのです。
その後、時を経て公園として整備され、入口には稲村ケ崎新田義貞徒渉伝説地(いなむらがさきにったよしさだとしょうでんせつのち)の石碑も建立されています。
現在は富士山や江ノ島を同時に眺められる人気スポットとして地元住民や観光客に知られ、かながわ景勝50選にも指定されています。
あざやかなオレンジ色の空を背景に富士山の方向に夕陽が落ちていく様子は美しく、鎌倉の日帰り旅行の最後を飾るのにふさわしいでしょう。
鎌倉の人気観光スポットを日帰りで旅行しよう
今回は鎌倉の日帰り旅行におすすめの観光スポットや観光コースを紹介しました。
都心からのアクセスが良好な古都鎌倉には、鎌倉駅前だけでなく江ノ電を乗った先々にも歴史を感じられる人気の定番スポットや名物グルメが多くあります。
ほかにも、湘南の海に面している鎌倉だからこそ、海風にあたりながらゆったりとした時間を過ごせる海岸や夕陽の見える絶景スポットも盛りだくさんです。
今回ご紹介したコースであれば、朝から晩まで日帰り旅行をあっというまに満喫することができるでしょう。
また、鎌倉で人気のキーメモリー直営店も鎌倉の長谷駅にございます。
ぜひ今回の記事を参考に鎌倉の日帰り旅行を楽しんでください。
店舗情報
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