鎌倉の代表的な夏の風物詩といえば、なんといっても“江の島灯籠”です。
「江の島の名所が、灯籠の明かりに包まれる様子をひと目見たい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、江の島灯籠を最大限楽しむために、点灯スポットや見どころをご紹介します。
夏にしか味わえない鎌倉観光を楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
江の島灯籠とは
江の島灯籠とは、1,000基の灯籠で、江の島の名所一帯をライトアップする催しです。
毎年7月中旬~8月下旬に開催されており、日本夜景遺産にも認定されています。
灯籠が創り出す非現実的な情景が見どころではありますが、灯籠のデザインにもぜひ目を向けてみてください。
たとえば、江の島に伝わる物語“天女と五頭龍”や湘南の風景、江の島の家紋“ミツウロコ”などの、江の島にまつわる絵柄が描かれています。
2024年の開催期間や会場などの詳細は、2024年5月末時点では公開されていないので、気になる方は、江の島灯籠の公式ホームページをご確認ください。
ご参考までに、2023年度の会場や点灯期間、入場料を下記の表にまとめました。
江の島灯籠2023 詳細
日程 | 会場 | 点灯時間 | 料金 |
7月15日~ 8月31日まで毎日開催 | 江島神社 | 18:00~20:30
土・日・祝または |
無料 |
御岩屋道通り | |||
亀ヶ岡広場 | |||
江の島サムエル・ コッキング苑 | 18:00~20:30 (最終入場 20:00) 土・日・祝または |
・昼間無料 ・17:00以降 大人 500円 小人 250人 |
|
江の島 シーキャンドル | タワーに上がる場合 大人500円 小人250円 |
||
江の島岩屋 | 9:00~18:00 | 中学生以上 500円 小学生 200円 |
2023年は8月26~27日に江の島シーキャンドルのイベントステージにて、影絵や楽器の演奏が行われました。
江の島灯籠は、毎年開催規模が拡大しています。
今年もどのようにブラッシュアップされているのか、詳細が待ち遠しいですね。
参照元:江の島灯籠2023
https://enoshima-seacandle.com/event/enoshimatourou/
点灯スポット
ここからは、2023年に行われた江の島灯籠の開催情報をもとに、おすすめの点灯スポットを3か所に絞って、それぞれの見どころをご紹介します。
江島神社
日本三大弁財天の一つである江島神社は、江の島灯籠の会場の中心地です。
江の島には、“江島縁起”という江の島の誕生にまつわる物語が言い伝えられています。
なかでも有名なのは、長年人々を苦しめていた龍に恋心を抱かれていた天女が、龍を諭して平和をもたらした“天女と五頭龍”というエピソードです。
この物語に登場する天女は、江島神社で祀られている弁財天です。
そんな江島神社では、境内を4か所に分けてライトアップが行われました。
天女を祀っている“辺津宮”では、“天女と五頭龍”のエピソードをもとに、恋愛成就を願った演出が施されています。
参道を進むにつれて、幻想的な光に導かれるように天女と五頭龍の恋物語が進んでいく構成は、まるで物語の世界に入り込んだかのような感覚に包まれること間違いなしです。
江島神社のアクセス情報
住所 | 藤沢市江の島2-3-8 |
アクセス方法 | 小田急江ノ島電鉄 片瀬江ノ島駅から徒歩15分 |
参照元:江島神社
http://enoshimajinja.or.jp/access/
江の島サムエル・コッキング苑
江の島サムエル・コッキング苑は、江の島の頂上部にある公園施設です。
江の島シーキャンドルをはじめ、カフェやショップ、ギャラリーが併設され、現存する唯一の“温室遺構”を観ることができます。
江の島灯籠の実施期間における江の島サムエル・コッキング苑の見どころは、影絵灯籠です。
また、江の島シーキャンドル付近の広場では、昔ながらの影絵を大スクリーンで見たり、実際に影絵を体験できたりするスポットが、各所に設置されています。
住所 | 藤沢市江の島2-3-28 |
アクセス方法 | 小田急江ノ島電鉄 片瀬江ノ島駅から徒歩20分 |
参照元:江の島サムエル・コッキング苑
https://enoshima-seacandle.com/access/
江の島岩屋
江の島岩屋は、江の島の最奥部にある洞窟です。
弘法大師や日蓮上人が修行した場所や、源頼朝が奥州藤原秀衡の征伐を祈願した場所として言い伝えられています。
暗い洞窟の中にある石像や岩壁が灯籠の光によって照らし出される様子は、洞窟ならではの神秘的な世界観を醸し出しています。
なお、“龍神伝説の地”でもある江の島岩屋では、2024年の干支である辰年にちなんで、名前に“たつ”や“りゅう”が入っている方の入場料が無料になるキャンペーンを実施中です。
江の島岩屋のアクセス情報
住所 | 藤沢市江の島2 |
アクセス方法 | 小田急江ノ島電鉄 片瀬江ノ島駅から徒歩28分 |
参照元:藤沢市観光公式ホームページ
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/enoshima/17.html
灯籠以外にも鎌倉の夏を堪能できるイベント
灯籠以外にも、鎌倉の夏を熱狂させるイベントは盛りだくさんです。
今回は、夏季に行われる鎌倉のイベントを3つご紹介します。
江の島天王祭
夏の鎌倉を熱狂の渦に巻き込むのは、江島神社の境内にある八坂神社にて7月14日(日)に行われる“江の島天王祭”です。
2020年4月には、藤沢市の重要無形民俗文化財に指定されました。
クライマックスには、ふんどし姿の男性が神輿を担いで海に入り、夏の疫病や災いを祓うことを願い、禊(みそぎ)を行います。
江島天王囃子とよばれる優美なお囃子が奏でられるなか、「ヨイヨヨイヨ」の掛け声で神輿を担ぐ様子は、力強いお祭りの雰囲気を肌で感じることができます。
鎌倉花火大会
鎌倉の夏のイベントと聞いて、まっさきに花火大会を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
鎌倉では、コロナ禍を経て5年ぶりに“鎌倉花火大会”が7月17日(水)に開催されます。
鎌倉の夜空を鮮やかに彩る2,500発の花火は、由比ヶ浜海岸や材木座海岸などから眺めることができます。
今年の鎌倉花火大会を手掛けるのは、全国花火競技大会で最優秀賞に選ばれた花火会社であるマルゴーです。
壮大な尺玉花火をはじめ、大規模な連発を繰り返すスターマインや、海面で扇状に花開く水中花火などを古都鎌倉で味わえます。
参照元:第76回鎌倉花火大会
https://www.trip-kamakura.com/site/kamakura-hanabi/
新江ノ島水族館20周年特別展
夏の鎌倉を楽しめるイベントは、屋外だけではありません。
鎌倉観光の名スポットである新江ノ島水族館では、グランドオープン20周年を記念して特別展を実施しています。
なかでも、エネルギッシュかつ躍動感溢れるマイワシのショーや、“挑戦”をテーマに新しい試みを取り入れたクラゲのショーなどの20周年限定イベントは見逃せません。
ほかにも、記録写真や動画、生体・標本展示、実物大パネルから新江ノ島水族館が歩んできた20年間の歴史を見て取れる展示が用意されています。
新江ノ島水族館の詳細
イベント期間 | 2024年4月16日(火)~7月7日(日) |
営業時間 | 9:00~17:00(最終入園16:00) ※7月12日(金)まで |
定休日 | 年中無休 |
住所 | 藤沢市片瀬海岸2-19-1 |
アクセス方法 | 小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅から徒歩3分 |
参照元:新江ノ島水族館
https://www.enosui.com/evententry.php?eid=02381
江島神社や江の島岩屋などを灯す江の島灯籠で、夏ならではの雅な鎌倉を堪能しよう
今回は、江の島灯籠の点灯スポットや、各スポットの見どころをご紹介しました。
江の島灯籠は、江島神社や江の島サムエル・コッキング苑、江の島岩屋をはじめとする江の島の名所で観覧できます。
各点灯スポットでは、江の島にまつわるエピソードや模様が、音と光を駆使して幻想的に表現されています。
ほかにも、江の島天王祭や鎌倉花火大会、2024年に20周年を迎えた新江ノ島水族館の特別展など、夏の鎌倉を満喫するイベントは盛りだくさんです。
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店舗情報
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