春の鎌倉を満喫!見どころ満載の鎌倉まつりをご紹介

寒い冬が過ぎれば、暖かい春の陽気がやってきます。
過ごしやすい気候になるため、どこかにお出かけしようと、心を躍らせている方もいらっしゃるかもしれません。
そこでおすすめなのが、関東近郊からアクセスも良く、遠出スポットとして人気を誇る鎌倉です。

今回の記事は、そんな春の鎌倉で外せない「鎌倉まつり」をご紹介します。
歴史や見どころを知ると、一段と鎌倉まつりを楽しむことができるので、ぜひご覧ください。

鎌倉まつりとは

鎌倉まつりは、鎌倉市観光協会が主催する、1959年(昭和34年)から始まった由緒正しきお祭りです。
鶴岡八幡宮を中心に、行列巡行で幕を開け、舞踊、流鏑馬(やぶさめ)などが行われます。
下記に鎌倉まつりの概要をまとめました。

鎌倉まつりの概要

開催日時 ・例年4月の第2日曜日から第3日曜日まで ※本年度の詳しい開催日程は鎌倉市観光協会の公式発表をご確認ください https://www.trip-kamakura.com/site/kamakura-matsuri/
場所 ・神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1 ・鶴岡八幡宮を中心とした市内各所で開催 ※鎌倉宮や高徳院で行われるイベントもあり
アクセス ・JR鎌倉駅から徒歩10分 ・江ノ島電鉄鎌倉駅から徒歩10分

東京都内やその周辺からも訪れやすい鎌倉ですが、開催場所も各駅から徒歩10分とアクセス良好です。

次項からは、鎌倉まつりの歴史を深掘りしていきます。

 

歴史

鎌倉まつりが開催される鎌倉は、壇ノ浦の戦いで源氏が勝ったのちに、源頼朝が1185年に鎌倉幕府を開府したことで知られる都市です。
鎌倉時代に建てられた、由緒正しい寺院が密集する地域でもあります。

そして、800年以上経った現在の鎌倉の地で始まったのが、鎌倉まつりです。
鎌倉幕府を開府した源頼朝や弟である源義経に関わる行事が、街全体を巻き込んだお祭りとして盛大に行われます。

 

鎌倉まつりの見どころ

鎌倉まつりの見どころは、ずばり「静の舞」「流鏑馬(やぶさめ)」でしょう。

鎌倉まつりは、1週間にわたり開催され、そのなかでさまざまな行事が行われます。
特に、例年最終日に行われる流鏑馬は一見の価値ありです。

次項では、静の舞、流鏑馬を含めた、会期中に行われる催しを具体的にご紹介します。

 

静の舞

鶴岡八幡宮の舞殿で行われる静の舞(しずのまい)は、源義経の妾(めかけ)であった静が、鎌倉幕府に捕らえられた際に、義経の兄である頼朝の命を受けて舞ったのが起源です。

毎年、舞の上手な女性が一人選ばれ、静の心をうちしのび、舞を奉納します。
愛する義経を想い、悲しい別れを訴えて舞った静に思いを馳せてご覧ください。

 

流鏑馬(やぶさめ)

なんといっても鎌倉まつりで外せないのは、流鏑馬(やぶさめ)でしょう。
流鏑馬は、武者姿の射手が、馬で駆けながら鏑矢を放ち、3つの的を射貫く姿を見ることができる目玉となる催しです。

そもそも流鏑馬は、平安の世から馬上の実践弓術として存在し、鎌倉時代には幕府の行事として、盛んに稽古、実演が行われていたのです。
800年以上も続く伝統行事が継承されているとは、驚きですよね。

流鏑馬の会場は、毎年多くの観光客で混雑するため、有料席が設けられています。
目の前でしっかり見たい方は、あらかじめ販売されているリストバンドを購入し、桟敷席で鑑賞するのがよいです。
立見席で見ることも可能ですが、人の頭やスマホで隠れて、流鏑馬の音しか聞こえなかった……、ということは十分にありえます。

リストバンドは、3月中に完売することが多いので、気になる方は鎌倉市観光協会ホームページで、最新情報を確認しておきましょう。

 

行列巡業

鎌倉まつりのオープニングを飾るのが行列巡行です。
一行は、「頼朝公顕彰」を胸に、若宮大路の下馬四つ角から鶴岡八幡宮までの約1kmを盛大に練り歩きます。
特に、源頼朝や北条政子といった、甲冑に身を包んだ参加者の一行は圧巻です。

行列巡業は、新型コロナウィルスの影響で長らく開催が見送られていました。
2024年度に開催される、第66回鎌倉まつりでは、5年ぶりに行われるようですから、必見です。

 

野点(のだて)

野点(のだて)とは、鶴岡八幡宮と鎌倉大仏がある高徳院の境内で行われる、野外に茶席を用意して、お茶をふるまう催しです。

そもそも野点とは、主に春や秋に、野外にて行われる茶の湯のことを言います。
茶道には、さまざまな流派がありますが、そのなかでも鎌倉まつりでは、表千家流、裏千家流が野点席を設け、参拝客をもてなしてくれます。

無料でお抹茶を楽しむことができますから、歩き疲れて少し休憩したいと思うときに寄ってみるのもよいかもしれませんね。

 

伊豆の国市子ども創作能

鎌倉宮の拝殿で行われる、伊豆の国市子ども創作能も外せない催しの一つです。

能楽形式で上演される舞台で、伊豆の国市で起こった歴史的事件や民話を題材にした「伊豆の頼朝」を地元の小中学生が熱演します。

プロの能楽師から指導を受けているというのですから、その演技は見応え十分です。

 

鎌倉まつりの関連行事

鎌倉まつりに関連して行われるお祭りもあるので、いくつかご紹介します。

 

義経まつり

鎌倉まつりにあわせて開催されるのが「義経まつり」です。

壇ノ浦の戦いで、平家を滅ぼした英雄であったにもかかわらず、平泉で悲劇的な死を遂げた源義経を偲ぶことが目的で、義経ゆかりの満福寺で「慰霊法要」が行われます。
その後は、甲冑隊や地元の学生による鼓笛隊、ミス鎌倉などが小動神社まで練り歩く予定です。
パレードが終わると、満福寺の境内で、参加した団体やミス鎌倉のイベントが開催されます。

2024年の開催日程は、義経まつり実行委員会のホームページでご確認ください。

 

花まつり法要

毎年4月8日のお釈迦様の誕生日を祝って、鎌倉各地の寺院で開かれるのが花まつり法要です。

「花まつり」という名称は、グレゴリオ暦が導入されたあとの4月8日が桜の季節であることから来ているようです。
甘茶が振る舞われ、法要の前後には箏や尺八の奉納演奏などの催しもあることから、都合の合う方は、花まつり法要が行われている寺院を巡ってもよいかもしれませんね。

 

鎌倉をより楽しむための周辺スポット

最後に、春の鎌倉に関連して紹介したい周辺スポットがあります。
徳川家康の妻、お勝の方(英勝院)が創建したとされる、鎌倉唯一の尼寺「英勝寺」です。

英勝寺では、季節に応じた色とりどりの美しい風景を楽しむことができます。
そのなかでも、4月の終わりから5月のゴールデンウィークにかけて鑑賞できる、繊細で優雅な白藤は外せません。

また、この時期は、桜の見ごろを終え、周囲の木々が青々と生い茂るので、白藤とのコントラストが美しく、まさに息をのむ風景とはこのことでしょう。
月に数回、お茶会が開かれるそうなので、運が良ければ圧巻の白藤を鑑賞しながら、お抹茶を楽しめるかもしれませんね。

英勝寺は、ガイドブックにもあまり載っていない穴場スポットのため、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

鎌倉まつりに出向いて春の鎌倉を満喫しよう

今回の記事では、例年4月の第2日曜日から第3日曜日まで行われる、鎌倉まつりの詳細を紹介しました。

春の陽気に誘われて、遠出したくなったら、首都圏からアクセスの良い鎌倉はぴったりです。
多くの見どころがある鎌倉まつりは、新型コロナウィルスの流行により、開催が縮小されていましたが、2024年度から本格的にすべての催しが開催されるようです。
ぜひこの機会に、鎌倉まつりに足を運んでみてくださいね。

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店舗情報

キーメモリーカマクラストア1
住所
神奈川県鎌倉市長谷2-15-7
電話番号
0467-81-7682
営業時間
10:00~17:00
定休日
なし