6月といえば、あじさいが見ごろを迎える季節ですね。
鎌倉の長谷寺(はせでら)は、あじさいが咲き誇る6月が、一番盛り上がりを見せるシーズンと言われており、例年多くの観光客で賑わいます。
そんな長谷寺には、あじさい以外の見どころや魅力的なスポットがあることをご存じでしょうか?
そこで今回は、長谷寺の魅力と周辺の観光スポットをご紹介します。
この記事を読んで、梅雨でも楽しめる鎌倉を満喫しましょう。
鎌倉の人気観光スポット長谷寺とは?
長谷寺は、正式名称を「海光山慈照院長谷寺(かいこうざんじしょういんはせでら)」と言い、天平八年、奈良時代に開創されたと伝えられている由緒ある古寺です。
別名「花の寺」とよばれるほど、一年を通して季節の花を観賞できる寺として有名です。
四季を通じて、鮮やかな花々が絶えず咲きつづける境内は、訪問者の心をとても和ませてくれます。
なかでも、5月下旬から6月下旬のあじさいの咲く時期は、ベストシーズンと言われており、外国人観光客も多く訪れる人気スポットになっています。
6月の長谷寺を観光する際に、押さえておきたい見どころ
それでは、長谷寺を観光する際に押さえておきたい、6つの見どころをご紹介します。
見どころ①2,500株ものあじさいが咲く「あじさい路」を歩こう
「あじさい路」は、長谷寺の境内にある、見晴らしの良い散策路です。
あじさいの開花を迎えるピークの時期(5月下旬~6月下旬)には、山の斜面を埋め尽くすように2,500株以上のあじさいが鮮やかに咲き誇ります。
上記の時期のあいだはとても混雑するので、訪問者にあじさい整理券が配られます。
整理券を持っていれば、長谷寺を出ても再入場できるので、待ち時間に周辺の観光スポットに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。
見どころ②「良縁地蔵・なごみ地蔵」を見つけて癒されよう
長谷寺にはさまざまなお地蔵様が存在しますが、とりわけ大人気なのが「良縁地蔵」と「なごみ地蔵」です。
「良縁地蔵」は、互いに寄り添っている姿が印象的な、3体セットの小さなお地蔵様です。
境内の3か所に設置されており、すべて見つけられると、良いご縁に恵まれるという言い伝えがあります。
また、良縁地蔵の写真をスマートフォンの待ち受け画面に設定すると、幸運が訪れるとのうわさもあります。
ご利益を授かりたいとお考えなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「なごみ地蔵」は境内の入り口付近にあり、人の背丈と変わらないほどの大きさなので、すぐに見つけられるでしょう。
いつもにこにこ、優しいほほ笑みが観光客から大人気です。
そんな大人気のなごみ地蔵は、さまざまなグッズにもなっており、「なごみショップ」で販売されています。
ショップには、なごみサブレー、なごみマシュマロなどのスイーツから雑貨まで多彩なお土産がありますので、ぜひ足を運んでみてください。
見どころ③観音堂でレアな「限定御朱印」をゲット
御朱印とは、神社や寺において参拝の証として押印される印影のことで、寺社名などが墨書きされているものを言います。
近年では、女性を中心に御朱印集めが人気となっているようです。
長谷寺では、あじさい路の入り口近くにある観音堂で、御朱印を受け取ることができます。
また通常の御朱印だけでなく、季節や行事に合わせた「限定御朱印」が配布されることもあります。
春風に舞う桜や、あじさいが再現された刺繍に印影の朱色が映える、非常に個性豊かなものです。
限定御朱印は数量限定で人気があり、すぐになくなってしまうので、欲しい方は早めに訪問しましょう。
見どころ④「見晴台からの絶景」を眺めてひと息つこう
長谷寺の「見晴台」は、鎌倉でも随一の眺望スポットです。
見晴台からは、鎌倉の街並みや由比ヶ浜、相模湾沿いに位置する三浦半島や、太平洋に浮かぶ伊豆大島なども見渡せます。
寺社仏閣から海を眺められるのは、全国でも鎌倉だけだそうです。
テーブルと椅子も設置されているので、観光の途中にひと息ついて絶景を眺めるのに申し分ありません。
そして見晴台の隣には、和食を中心とした料理が揃う「海光庵(かいこうあん)」というレストランがあります。
名物の一つである「お寺のカレー」は、ここでしか味わえない精進カレーです。
動物性の食材を使わずに仕上げたカレーは、健康志向の方から好評を博しています。
店内の全席がオーシャンビューとなっており、絶景を眺めながら格別の食事を楽しむことができます。
見晴台でひと息ついてから、海光庵で食事というコースを取れば、歩き疲れた体も癒されますね。
見どころ⑤「写経体験」で心を整える
長谷寺では、写経を体験できます。
写経とは、お釈迦様の教えを説いた経典を書き写すことです。
かつては仏教の修行の一環として行われていましたが、現在は先祖供養や祈願、または精神を落ち着けるため、といった目的で体験される方がほとんどです。
長谷寺での写経には、午前9時から午後15時までのあいだで参加できます。
予約なしで体験できるうえに、必要な道具もすべて揃っているので、気軽に参加できるのがうれしいポイントですね。
静寂の中、1文字1文字筆を進めていくと、心が無の状態になっていきます。
墨の香りも心地よく、書き終わったあとは、きっと心が整っているに違いありません。
見どころ⑥ドキドキ気分を味わえる「弁天窟」
「弁天窟」は、長谷寺の境内にある小さな洞窟で、弘法大使が籠って修行した場所と言われています。
壁面には、弁財天とその眷属である十六童子が彫られています。
ひんやりとした空気の漂う洞窟内は、蝋燭や少しの明かりで灯された、静寂に満ちた空間です。
弁天窟の奥へ進むと「頭上注意」という看板があり、大人は身をかがめないと先に進めないほど狭いので、スリル満点です。
「洞窟」という、日常では馴染みのない空間で、ドキドキ気分を味わってみませんか?
長谷寺周辺の魅力あふれるスポット紹介
長谷寺周辺にも、立ち寄りたい魅力的なスポットが多くあります。
印象的な風景や個性的なお店に出会える鎌倉・長谷寺周辺は、街歩きにぴったりのエリアです。
ここからは、長谷寺を訪れたら立ち寄ってみたい、周辺のスポットをご紹介します。
江ノ電とあじさいのコラボレーションを撮影しよう
鎌倉七福神の一つに数えられる、御霊神社(ごりょうじんじゃ)は、江ノ電の極楽寺駅と長谷駅の線路沿いに位置しています。
鳥居のすぐ前を江ノ電が走っている風景は、とても印象的です。
梅雨時期の6月は、境内のあじさいを見に多くの観光客が訪れます。
そして鎌倉を走る江ノ電とあじさいを、同時に撮影できるレアなスポットとしても有名です。
ぜひ、江ノ電とあじさいの印象深いコラボレーションを撮影してみてください。
「てぬぐいカフェ一花屋」でほっとひと息
御霊神社から近く、長谷寺からも徒歩10分の距離にある「てぬぐいカフェ一花屋(いちげや)」は、静かな住宅街に佇む古民家カフェです。
店名にある通り、店内ではたくさんの手ぬぐいが販売されています。
ほかにも、ノスタルジックな雑貨やインテリアなどが店内に並んでおり、見どころ満載です。
食事やデザート、飲み物は、ただ美味しいだけでなく健康への配慮も行き届いています。
おすすめメニューは、熊本の無農薬栽培のお米を使った「おむすびのお昼ごはん」です。
優しい味は、きっと疲れた体をほぐし、元気を与えてくれるでしょう。
6月の長谷寺で、あじさいやドキドキ体験、グルメを満喫しよう
今回は長谷寺、また長谷寺周辺の魅力についてご紹介しました。
6月はあじさいの開花シーズンで、多くの観光客で賑わいます。
あじさい以外にも、御朱印集めや絶景、洞窟でのドキドキ体験や美味しい食事など、たっぷりと見どころがあります。
長谷寺周辺にも魅力的なスポットが多いので、6月になったらぜひ足を運んでみましょう。
そして鎌倉には、「鎌倉の特別な時間」をコンセプトとした、オリジナルのアパレル商品を販売しているKEY MEMORY直営店があります。
どの商品も、リラックスして日々を過ごせる素敵なアイテムばかりです。
鎌倉にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
店舗情報
住所 | |
---|---|
電話番号 | |
営業時間 | |
定休日 |