お正月になると、行く年への感謝、そして来る年への願いを込めて初詣に出かける方も多いでしょう。
もし、「次の初詣はどこに行こう?」とお悩みでしたら、鎌倉まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
本記事では、鎌倉でおすすめの初詣スポットを、新年に開催されているイベントとともに紹介します。
鎌倉の歴史ある神社や寺院を訪れて1年をスタートさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
新年に訪れたい!鎌倉でおすすめの初詣スポット
今回は、鎌倉でおすすめの初詣スポットを3か所ピックアップしました。
それぞれの神社や寺院で開催されているイベントと合わせて、確認していきましょう。
鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)は、鎌倉の山々を背景にして建つ、美しい社殿が魅力的な神社です。
境内には柳原神池(やないはらしんち)や源平池(げんぺいいけ)といった水辺もあり、豊かな自然と社殿との調和に癒やされることでしょう。
そしてお正月の時期には、初詣スポットとして毎年多くの方が訪れます。
特に1月1日から3日にかけては、非常に混雑することが予想されます。
午前中から昼すぎにかけての時間帯が混雑のピークとなっていますので、可能な方は早朝や夕方の参拝がおすすめです。
また鶴岡八幡宮では、新年ならではのさまざまなイベントも行われています。
以下では、そのなかから3つのイベントを紹介します。
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 |
最寄り駅 | 『JR鎌倉駅』東口から徒歩10分 |
参拝時間 | 6:00~20:00 |
定休日 | なし |
手斧始式
“手斧始式(ちょうなはじめしき)”とは、建築関係者が、1年間の建築工事における安全を祈願する神事です。
手斧始式の由来は1180年に鶴岡八幡宮を建てるとき、由比ヶ浜に運ばれた材木を、大工たちが歌いながら鶴岡八幡宮まで運んだ、という故事にあります。
この故事にちなんで、烏帽子(えぼし)や直垂(ひたたれ)などの伝統的な衣服に身を包んだ大工が、昔ながらの道具を使い、建築作業の一連の流れを再現します。
手斧始式は従来、重要な工事の着工前に、その都度執り行われていました。
ですが現在では、伝統を守るという目的はもちろんのこと、年間を通した建築工事の安全を祈願する儀式として1年に1回、1月4日に行われています。
手斧を振ったり、かんなをかけたりといった建築作業の工程は、今の時代なかなか目にすることができなくなりました。
こうした職人たちの技術を、手斧始式でぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
除魔神事
“除魔神事(じょましんじ)”は、1年を通して魔を退かせることを目的とした神事です。
鎌倉時代から続く武士の新年行事であり、武家の仕事始めが起源となっています。
弓矢には、悪魔を祓う力があると古来より考えられています。
そこで、人の力では退治できない魔物を、弓の弦の音を鳴り響かせることで追い払う、という弓に対する信仰の一つがこの儀式です。
装束に身を包んだ射手が、27mほど先の大的を目掛け矢を放つ姿は、非常に見応えがあります。
左義長神事
1年間の豊かな収穫を祈願する火祭が、“左義長神事(さぎちょうしんじ)”です。
一般的には、“トンド焼”または“ドンドン焼”とよばれているため、こちらの呼び名のほうが聞きなじみのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
左義長神事は日本全国で行われている民間行事であり、鶴岡八幡宮では毎年1月15日に源氏池(げんじいけ)付近にて執り行われます。
神社に納められたお正月のしめ縄や門松、また古神札などを積み上げ、浄火で焚き上げることで、その年の豊かな収穫を祈るとともに、無病息災のご利益も得られるとされています。
炎が高く上がる様子を間近で見ると、まるで心まで浄化されたような気持ちになるでしょう。
開始時間は朝の7時と少し早いですが、早起きして見学する価値はあります。
本覚寺
本覚寺(ほんがくじ)は、美しい庭園と四季折々の自然の景色が魅力の寺院です。
境内の“夷堂(えびすどう)”には、鎌倉江ノ島七福神の一つである“夷様(えびすさま)”がまつられており、商売繁盛や縁結びを願う人々が全国各地から初詣に訪れます。
本覚寺では、1月1日から3日までの期間に“鎌倉えびす(初えびす)”、そして1月10日に“本えびす祈祷会”が行われます。
鎌倉えびすと本えびす祈祷会は、いずれもその年の商売繁盛や景気向上を祈願するお祭りです。
このお祭りでは夷様と人との仲を取り持つ福娘さんたちが、甘酒を振る舞ってくれたり、福笹やお守りを授けてくれたりします。
また、本覚寺を訪れた際には、ここでしか手に入らない“にぎり福”というお守りを購入してみてはいかがでしょうか。
にぎり福は、可愛らしい顔が描かれた直径1.5cmほどの小さなお守りで、愛・福・健・学・財の5種類があり、一つ500円で販売されています。
にぎり福を1日1回ギュッと握ることで、ご利益を得られるそうですよ。
住所 | 神奈川県鎌倉市小町1-12-12 |
最寄り駅 | 『JR鎌倉駅』東口から徒歩5分 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | なし |
長谷寺
長谷寺(はせでら)は、鎌倉の街並みや海が一望できる見晴台があり、絶景スポットとしても人気のある寺院です。
本堂にまつられている十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)は、像高9.18mにもおよび、木造の仏像としては日本最大級の高さを誇ります。
そんな長谷寺では、12月31日の23:45頃から開始される僧侶による読経のあとに、除夜の鐘をつくことができます。
ただし除夜の鐘をつくには、往復はがきによる事前予約が必須です。
応募が108組を超えた場合の参加者、および鐘をつく順番は抽選で決定されます。
詳しい申し込み方法や締め切り日については、長谷寺のホームページにてご確認ください。
また長谷寺では、12月31日の深夜から1月1日の朝にかけて、カップ型のローソクに火を灯す、“万灯祈願会(まんとうきがんえ)”も行われます。
渦巻き状に綺麗に配置された約6,000個もの灯火がきらめく光景は、非常に幻想的で、見た人の心に焼きつくでしょう。
住所 | 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2 |
最寄り駅 | 『江ノ島電鉄 長谷駅』から徒歩5分 |
営業時間 | 8:00~16:30 |
定休日 | なし |
初詣以外でも楽しめる鎌倉の新年イベント
鎌倉では、初詣やそれに付随する祭典以外にも、年始に楽しめるイベントがあります。
なかでもおすすめなのが、1月2日に坂ノ下海岸と材木座海岸で行われる、“船おろし”です。
船おろしとは、漁師の仕事始めの儀式のことで、大漁旗で飾られた漁船が海岸に集まり、これからの1年の豊漁と安全を船霊様(ふなだまさま)に祈願します。
船おろしの見どころは、船主が、海岸に停めた船上から海のある方角に向けて、ミカンを投げるところです。
ミカンとともにお菓子やお金も投げられ、それを子どもたちが競い合いながら懸命に拾います。
なぜミカンを用いるのかというと、“ミカンの鮮やかなオレンジ色が黄金色に似ているから”、だそうです。
「海に向かって投げた黄金が、1年間の漁によって返ってくるように」と願いが込められています。
鎌倉には、鶴岡八幡宮・本覚寺・長谷寺など、初詣スポットが多数ある!
今回は、鎌倉でおすすめの初詣スポットとともに、新年に開催されているイベントを紹介しました。
鎌倉で初詣に行く際は、鶴岡八幡宮や本覚寺、長谷寺がおすすめです。
鶴岡八幡宮ではさまざまな伝統行事、本覚寺では鎌倉えびすのお祭りが楽しめます。
また長谷寺で、除夜の鐘をついて、万灯祈願会の灯火に癒やされるのもよいでしょう。
そして初詣を終えたあとは、ファッションブランドKEY MEMORYにぜひ遊びにいらしてください。
“鎌倉の特別な時間”をコンセプトに、日々をリラックスして過ごせるお洋服を、メンズ・レディースともに多数ご用意しております。
店舗情報

住所 | |
---|---|
電話番号 | |
営業時間 | |
定休日 |