鎌倉での観光を検討している方のなかには、長谷寺（はせでら）への参拝をお考えの方もいらっしゃるでしょう。
せっかく長谷寺を訪れるのであれば、見どころや周辺の観光スポットを知っておくと、より一層楽しめます。
そこで今回は、長谷寺の見どころと、長谷寺周辺の観光スポットを紹介します。
長谷寺での時間を充実させたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
鎌倉の観光スポット「長谷寺」とは
長谷寺は、浄土宗系統の単立寺院で、奈良時代の736年（天平8年）に創建されたと伝えられています。
正式名称は「海光山慈照院長谷寺（かいこうざんじしょういんはせでら）」です。
江ノ島電鉄長谷駅から徒歩5分ほどで到着する好立地なので、国内外問わず多くの観光客や地元の方々が訪れています。
長谷寺の拝観料は、大人が400円で、子どもと鎌倉市福寿手帳をご持参の方は200円です。
拝観時間は時期によって変わるので、最新の情報を公式サイトで事前に確認したうえで訪問しましょう。
長谷寺を観光する際に押さえておきたい見どころ
ここからは、長谷寺を観光する際に押さえておきたい、5つの見どころを紹介します。
見どころ①四季ごとの花
別名「花の寺」ともよばれている長谷寺では、桜やサルスベリ、紅葉や梅をはじめとする自然を、一年をとおして楽しめます。
特に、梅雨の時期には、ピンクや白、紫などの色とりどりのあじさいが美しく咲くので、多くの観光客が訪れます。
あじさいが咲く散策路は、開花シーズンになると混み合うため、時間に余裕を持って行動しましょう。
なお、混雑時には、散策路に入るための整理券が配布されます。
整理券をお持ちの方は、指定された時間になると入場できて、長谷寺を出たあとも再入場できるので、待ち時間に周辺の観光スポットに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
見どころ②良縁地蔵
長谷寺に安置されている良縁地蔵（りょうえんじぞう）は、にこやかで優しい表情のお地蔵様です。
境内の3か所にあるすべての良縁地蔵を発見すると、良縁に恵まれるとされているので、特に若い女性に人気があります。
また、良縁地蔵の写真を携帯の待ち受けに設定すると、幸運が訪れるとのうわさもあります。
ご利益を授かりたいとお考えの方は、良縁地蔵を探しながら長谷寺を散策してみてください。
ただし、境内は非常に広く階段もあるため、歩きやすい靴や服装を着用して、散策の途中で適度に休憩しましょう。
見どころ③見晴台からの景色
長谷寺の境内にある見晴台は、鎌倉でも随一の眺望スポットです。
見晴台からは、鎌倉の街並みや由比ヶ浜、遠くにある三浦半島や伊豆大島なども見渡せます。
さらに、天気のよい日には、より一層すばらしい景色が広がるため、思い出に残る写真を撮影できます。
見晴台にはテーブルと椅子も置かれているので、観光の途中にひと休みしながら、絶景を眺めるのもよいでしょう。
見どころ④観音ミュージアム
境内にある観音ミュージアムは、長谷寺の本尊である、観音菩薩（かんのんぼさつ）の教えをわかりやすく紹介している博物館です。
紙の資料だけではなく、映像やタッチパネルも取り入れているので、観音菩薩への理解を深められます。
ほかにも、鐘（つりがね）や懸仏（かけぼとけ）などの重要文化財や、鎌倉市指定文化財である三十三応現身像（さんじゅうさんおうげんしんぞう）も展示されています。
観音ミュージアムの入館料は、長谷寺の拝観料とは別に、大人は300円、子どもは150円が必要です。
また、博物館内にあるショップでは、ポストカードや一筆箋、収蔵品図録をはじめとするオリジナルグッズを購入できます。
見どころ⑤海光庵
「海光庵（かいこうあん）」は、長谷寺の境内の見晴台の隣に位置している食事処です。
店名は、長谷寺の山号「海光山」から名づけられました。
お店の看板メニューは、精進料理の教えをもとにした「お寺のカレー」です。
動物性の食材を使用せずにつくったカレーであり、ビーガンの方だけではなく、健康志向の方にも人気があります。
ほかにも、長谷うどんやビーガンパスタ、そして名物の「大吉だんご」と抹茶のセットなどが用意されています。
店内の全席がオーシャンビューとなっており、鎌倉の街並みや由比ヶ浜のパノラマを眺めながら食事を楽しめるため、長谷寺を参拝したあとに立ち寄ってみてください。
長谷寺を訪れる際に立ち寄りたい周辺の観光スポット
長谷寺だけではなく、長谷寺の周辺にも外せない観光スポットがあります。
ここからは、長谷寺を訪れる際に立ち寄りたい、周辺の観光スポット3か所を紹介します。
スポット①鎌倉大仏殿高徳院
鎌倉大仏殿高徳院（かまくらだいぶつでんこうとくいん）は、鎌倉のシンボルともいえる鎌倉大仏が有名な観光スポットです。
鎌倉大仏は、鎌倉にある多くの仏像のなかで唯一国宝に指定されており、台座を含めると13mを超える高さがあります。
さらに、鎌倉大仏は中が空洞になっているので、20円を納めると大仏の内部の見学や、写真の撮影が可能です。
鎌倉大仏殿高徳院は、長谷寺からも徒歩10分ほどで到着するため、長谷寺を参拝したあとに、ぜひ足を運んでみましょう。
スポット②鎌倉文学館
鎌倉文学館は、江ノ島電鉄長谷駅もしくは由比ヶ浜から徒歩7分ほどで到着する、レトロな洋館です。
鎌倉文学館では、芥川龍之介や川端康成、与謝野晶子などの鎌倉にゆかりのある文豪の直筆原稿や愛用品、そして手紙を鑑賞できます。
さらに、定期的に内容が変わる特別展も開催されています。
また、鎌倉文学館の庭園にはバラ園があり、春と秋には190種類以上のバラが美しく咲くため、開花シーズンに合わせて訪れることも検討してみてください。
スポット③UNI COFFEE ROASTERY 鎌倉長谷店
「UNI COFFEE ROASTERY 鎌倉長谷店」は、長谷駅から徒歩3分ほどで到着するカフェです。
長谷駅から鎌倉大仏殿高徳院に向かう途中の大通りにあり、また長谷寺のすぐ近くに位置しているため、観光の途中に気軽に立ち寄れます。
看板メニューは、生クリームが添えられている固めのプリンです。
鎌倉長谷店限定のジェラートや、カヌレ、そのほかにパウンドケーキやワッフルなどのスイーツも楽しめます。
また、コーヒーは、こだわりのミャンマー産の豆を焙煎したものが提供されており、店内ではコーヒー豆の購入もできます。
長谷寺には四季ごとの花や絶景をはじめとする数多くの見どころがある
いかがでしたでしょうか？
長谷寺は、奈良時代の736年（天平8年）に創建されたと伝えられている、浄土宗系統の単立寺院です。
数多くの見どころがあり、桜やあじさい、紅葉や梅をはじめとする自然を、一年をとおして鑑賞できます。
境内にある見晴台からは鎌倉の街並みや由比ヶ浜を一望でき、また「海光庵」では食事やスイーツを楽しめます。
鎌倉大仏殿高徳院や「UNI COFFEE ROASTERY 鎌倉長谷店」など、長谷寺の周辺にも観光スポットがあるため、足を運んでみてください。
長谷駅の近くには、鎌倉で生産されたアパレルの商品を販売するKEY MEMORY直営店があります。
鎌倉観光の際には、ぜひお立ち寄りください。
店舗情報
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