【鎌倉観光】あじさい寺ともよばれる冬の長谷寺の魅力を紹介

鎌倉にある長谷寺(はせでら)は、あじさいの名所として有名な古寺です。
そんな長谷寺には、梅雨の時期だけではなく、冬にもさまざまな魅力があるということをご存じでしょうか?

そこで今回は、冬の長谷寺の魅力や、長谷寺の境内にあるおすすめスポットなどをわかりやすく紹介します。
冬の長谷寺の見どころをしっかりと押さえたうえで、長谷寺を訪れたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

鎌倉の観光スポット「長谷寺」とは?

長谷寺は、江ノ島電鉄の長谷駅から徒歩5分ほどで到着する古寺です。
奈良時代の736年(天平8年)に建設されたと伝えられており、正式名称は「海光山慈照院長谷寺(かいこうざんじしょういんはせでら)」です。

1年をとおして数多くの種類の花が咲き、梅雨の時期には色とりどりのあじさいが咲き誇ることから、別名「花の寺」や「あじさい寺」ともよばれています。
また、40種類2,500株以上のあじさいが美しく咲き、見事なあじさいの散策路ができるため、国内外問わず、多くの観光客や地元の方々に親しまれている場所です。

長谷寺の拝観料は、大人が400円で、子どもと鎌倉市福寿手帳をお持ちの方は200円です。
ただし、拝観時間は時期によって変わるため、最新の情報を公式サイトで事前に確認すると、安心して訪問できるでしょう。

冬に長谷寺を観光すると感じられる3つの魅力

長谷寺には、冬だからこそ感じられるさまざまな魅力があります。
冬に長谷寺を観光する3つの魅力をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

魅力①冬に咲く花

長谷寺の境内では、四季ごとに数多くの花が咲き誇ります。
冬になると、冬至梅(とうじばい)や素心蝋梅(そしんろうばい)、そして木瓜(ぼけ)といった花を楽しめます。

冬至梅は、12月中旬から2月中旬にかけて、白やピンクの花を咲かせる早咲きの梅の品種です。
一方で、素心蝋梅は、1~2月に透きとおるような黄色の花を咲かせます。
木瓜は、2月頃から梅のような丸みのある花を咲かせ、赤やピンク、白などの種類があります。

このように、長谷寺ではさまざまな種類の花を観賞できるため、特に冬ならではの花を楽しみたいとお考えの方におすすめです。

魅力②冬に開催される行事

長谷寺では、1年をとおして多くの行事が開催されています。
冬の行事としては「除夜会」や「万灯祈願会」、そして「観音御足参り」などが挙げられます。

除夜会では、大みそかの午後11時に山門が開かれるため、自由に参拝できるだけではなく、天気がよい場合には境内から初日の出を拝むことが可能です。

万灯祈願会は、元旦に行われる祈願法要で、願い事が書かれた5,000個以上のロウソクが境内に並べられ、火が灯された幻想的な雰囲気のなかで、僧侶が祈願読経を行います。

なお、毎年12月18日に実施される観音御足参りは、1年を締めくくる観音様のご縁日です。
この日に限り、木造の仏像では日本最大級とされている「十一面観音菩薩」の足に直接触れてご縁を深められます。
さらに、参道では「歳の市」という縁日が催され、食べ物だけではなく、だるまや熊手、神棚などの正月の縁起物を扱う露店が軒を連ねます。

このように、冬ならではの行事を楽しめるため、冬に長谷寺を訪れる際は、行事のタイミングに合わせることもおすすめです。

魅力③見晴台からの景色

長谷寺の境内にある見晴台からは、鎌倉の街並みや海を一望できます。
特に、冬の天気のよい日には、由比ヶ浜だけではなく、三浦半島や伊豆大島まで見渡すことができ、すばらしい景色が広がります。

また、見晴台には、テーブルと椅子も設置されているため、観光の途中に休憩として利用することもおすすめです。

ただし、冬の高台は風が強く吹くこともあるため、風邪を引かないように、寒さに備えた温かい服装で訪れたうえで、温かい飲み物なども飲んでみてください。

長谷寺の境内にあるおすすめのスポット

長谷寺の境内には多くの見どころがあるため、事前に把握したうえで訪れるとより楽しめます。
そこでここからは、長谷寺の境内にあるおすすめのスポット3か所を紹介します。

スポット①良縁地蔵

長谷寺の境内には、癒される表情の良縁地蔵(りょうえんじぞう)という地蔵が安置されています。

境内3か所にあるすべての良縁地蔵を見つけると、良縁と縁結びのご利益を授かれるとされているため、特に若い女性の方に人気です。
さらに、良縁地蔵の写真を携帯の待ち受けに設定すると、幸運が訪れるともいわれています。

そのため、良縁に恵まれたいとお考えの方は、良縁地蔵を探しながら長谷寺を散策することもおすすめです。

ただし、境内はかなり広く階段も多いため、歩きやすい靴や服装を着用したうえで、途中で適度に休憩しましょう。

スポット②観音ミュージアム

2015年に、長谷寺の境内に「観音ミュージアム」という博物館が新たに開設されました。
主な目的は、多くの日本人に崇拝されている「観音菩薩(かんのんぼさつ)」の教えをわかりやすく伝えることです。

資料や映像による、観音菩薩の紹介がされているだけではなく、鐘(つりがね)や懸仏(かけぼとけ)などの重要文化財も展示されています。

観音ミュージアムの入館料は、長谷寺の拝観料にくわえて、大人が300円で子どもが150円です。

ポストカードや一筆箋といった観音ミュージアムのオリジナルグッズも販売されているため、長谷寺を訪れた際に足を運んでみてください。

スポット③海光庵

長谷寺の山号「海光山」から名づけられた「海光庵(かいこうあん)」は、ランチをメインとした食事処で、長谷寺の境内の小高い丘に位置しています。
店内の全席はオーシャンビューとなっており、鎌倉の街並みや由比ヶ浜のパノラマを楽しめます。

精進料理の教えをもとにした「お寺のカレー」は、動物性の食材を使用せずにつくったカレーであり、健康志向の方やビーガンの方に特に好評です。
ほかにも、長谷うどんやビーガンパスタなどの食事だけではなく、どら焼きやぜんざいといったスイーツも用意されており、メニューの種類も豊富です。

鎌倉の景色を見ながら、精進料理を気軽に楽しめるため、長谷寺を参拝したあとや鎌倉の寺社巡りの途中に、ランチやスイーツを目的として立ち寄ることをおすすめします。

あじさい寺ともよばれる鎌倉の長谷寺には冬ならではの観光スポットが数多くある

いかがでしたでしょうか?

長谷寺は、江ノ島電鉄の長谷駅から徒歩5分ほどで到着する古寺です。
奈良時代の736年に建設されたと伝えられています。

長谷寺には、冬だからこそ感じられる魅力があり、境内では冬至梅や木瓜などの花を観賞できます。
さらに、冬の行事も開催され、除夜会や観音御足参りなどが人気です。

また、境内にある見晴台からは鎌倉の街並みや海を一望でき、特に、冬の天気のよい日には絶景が広がります。

ほかにも長谷寺には多くの見どころがあるため、本記事を参考にして長谷寺を訪れてみてください。

長谷駅の近くには、鎌倉で生産されたアパレルの商品を販売するKEY MEMORY直営店があります。
鎌倉観光の際には、ぜひお立ち寄りください。

店舗情報

キーメモリーカマクラストア1
住所
神奈川県鎌倉市長谷2-15-7
電話番号
0467-81-7682
営業時間
10:00~17:00
定休日
なし